給湯器交換の悪徳業者を見抜くポイントとは?トラブルの対処法も解説
給湯器を交換する際、悪徳業者にかかってしまうと、ずさんな工事や高額請求などのトラブルに巻き込まれるケースがあるため、注意が必要です。本記事では、給湯器交換時におけるトラブルを回避するために、悪徳業者を見抜くポイントを解説します。また、トラブルが発生してしまった場合の対処法も紹介します。
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悪徳業者による給湯器交換時のトラブル
給湯器の交換を悪徳業者に任せた場合、以下4つのトラブルが発生するおそれがあります。
- 不要な工事の押し売り
- 高額な工事費用の請求
- 認識と異なる契約・保証内容
- ずさんな工事による事故・トラブルの発生
不要な工事の押し売り
悪徳業者とのトラブルでも、多く見受けられるのが、不要な工事の押し売りです。「給湯器が使えなくなるかもしれない」という不安に付け込んで、不要な給湯器の修理や交換の工事を迫ります。
高額な工事費用の請求
悪徳業者による給湯器交換では、工事終了後に見積もり時に提示された金額に、多額の不要な費用が上乗せされて請求されるケースがあります。
認識と異なる契約・保証内容
契約を交わす際、相手を信用して契約書や保証内容を確認しないのは危険です。悪徳業者は、小さな文字で不利な条件を記載したり、保証の範囲をわざとあいまいに記載したりする場合があります。
ずさんな工事による事故・トラブルの発生
給湯器の交換は、「ガス可とう管接続工事監督者」「給水装置工事主任技術者」など、多数の資格が必要です。しかし、悪徳業者による給湯器の交換工事では、無資格者によるずさんな工事で、事故やトラブルが発生した例が報告されています。
悪徳業者を見抜き避けるポイント
給湯器の交換工事における悪徳業者を見分けるポイントは、以下の4つです。
- 有資格者が所属しているか確認する
- 施工実績・口コミをチェックする
- 保証やアフターサービスの内容を確認する
- 複数の業者から相見積もりをとる
有資格者が所属しているか確認する
給湯器交換工事でトラブルを避けるならば、有資格者が所属している、認可されている業者を選ぶべきです。ホームページで、メーカーの正規販売店であるか、「ガス機器設置スペシャリスト」「給水装置工事主任技術者」などの資格を取得したスタッフが在籍しているか、チェックしましょう。
施工実績・口コミをチェックする
給湯器交換業者を選ぶ際、施工実績や口コミの確認は必須です。施工実績が豊富で、良い口コミが多い業者は、安心して依頼できます。
保証やアフターサービスの内容を確認する
給湯器の保証期間や内容は、業者によって大きく異なります。工事費用が安くても保証が少なかったり、別途費用が必要になったりする場合は、注意が必要です。
複数の業者から見積もりを取る
給湯器を交換する際、複数の業者から見積もりを取ることで、費用やサービスの比較ができるため、自身に最適な業者を選びやすくなります。ただし、値段だけを見て安い業者を選ぶと、ずさんな工事であったり、追加費用を請求されたりするケースがあるため、口コミや保証内容などもチェックして、総合的に判断することが大切です。
悪徳業者とトラブルが発生した際の対処法
給湯器交換工事で、悪徳業者とトラブルが発生してしまった場合の対処法4つを紹介します。
- クーリングオフ制度を活用する
- 消費者生活センターへ相談する
- 警察・自治体の相談窓口を利用する
- 弁護士へ相談する
クーリングオフ制度を活用する
悪徳業者とトラブルに発展してしまった場合、クーリングオフ制度で回避できる可能性があります。クーリングオフ制度とは、申込書あるいは契約書を受け取ってから8日以内であれば、無条件で撤回・解除できる制度です。期間を過ぎると制度が適用されないので、契約内容の再確認は早めに行いましょう。
消費者生活センターへ相談する
消費者生活センターは、消費者のトラブルに対して、相談や対処法の提示を行う機関です。消費者生活センターは、平日のみ対応可能なので、利用する際はタイミングに注意しましょう。
警察・自治体の相談窓口を利用する
悪徳業者とのトラブルが発生した際、自分だけで解決しようとすると、さらなるトラブルに発展するおそれがあります。警察や自治体の相談窓口を利用しましょう。
弁護士へ相談する
トラブルが発生した場合、弁護士へ相談するのも、解決の有効な手段です。ただし、弁護士への相談はある程度の費用が発生するため、注意が必要です。
給湯器交換時は悪徳業者に注意しよう
給湯器は、生活に欠かせない機器です。そのため、点検や交換の際に悪徳業者に弱みに付け込まれて、不要な工事や修理費用を請求されるおそれがあります。また、認識と異なる契約を締結されるケースもあるので、契約書の内容は隅々まで確認しましょう。悪徳業者を避けるには、施工実績や口コミをチェックして、有資格の業者を選ぶことが大切です。