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鴻巣市の特徴

鴻巣市（こうのすし）は、埼玉県の北東部に位置し、南西部には荒川が流れ、市域全体が平坦な地形になっています。市域は南北に長く、市の中央部をJR高崎線と国道17号線が並行して走り、JR「鴻巣駅」を中心に市街地を形成。JR「吹上駅」までの沿線には住宅地が広がっているのが特徴です。市内では、花きや果樹などの栽培が盛んで、サルビアやマリーゴールドなどは日本一の生産量を誇ります。また、雛人形が伝統工芸品であることから、町おこしとして毎年2月中旬から3月上旬にかけて「鴻巣びっくりひな祭り」を開催。日本一高いピラミッドひな壇を市役所に設置などして、地域活性化を図っています。

鴻巣市の 工業・産業

江戸時代鴻巣市は、五街道のひとつである中山道の宿場町「鴻巣宿」が置かれ、宿場街として栄えます。徳川家康の鷹狩の休息地「鴻巣御殿」などが建てられたことでも有名です。またこの頃、農閑期の農民により雛人形が作られるようになり、これが鴻巣市の伝統産業へと成長。鴻巣雛の名で江戸へ出荷されるようになり、現代でも鴻巣は国内有数の雛人形生産地です。また、赤物と呼ばれる獅子頭や達磨などの赤く染められた置物の生産も有名で、2011年（平成23年）には、その技術が国の無形民俗文化財に指定されました。

第二次産業の従事者割合は約24％。製造品出荷額は約2,300億円で、内訳は電気機械器具製造業、鉄鋼業、食料品製造業などが上位を占めます。

鴻巣市の 観光・レジャー

鴻巣市（こうのすし）は、埼玉県の中央部に位置する都市で、花卉（かき）やひな人形の生産が盛んです。ポピーの栽培面積、プリムラ・サルビア・マリーゴールドの出荷数、ピラミッドひな壇の高さなど、数々の日本一の記録を持っています。

花卉を特産品としている鴻巣市には、花卉栽培のビニールハウスが多数立地。花卉卸売市場の「鴻巣フラワーセンター」は、観光地としても利用されています。月・水・金曜日の午前中に競りが行われ、一般の方でも無料で見学可能です。普段なかなか見られない競りの様子を見ることができる他、市場の見学もできます。また、植物観賞や食事が楽しめる複合施設「花久の里」では、毎年5月に「こうのす花まつり」が開催されるなど、花や草木にまつわる施設やイベントが多いのが鴻巣市の特徴です。

また、例年10月に荒川の河川敷で開かれる「こうのす花火大会」は、市の一大イベントになっています。花火大会では、約2万発の花火が打ち上げられ、音楽と花火を融合させた幻想的なスターマイン「鳳凰乱舞」（おおとりらんぶ）が最大の見どころ。2011年（平成23年）に打ち上げられた「鳳凰乱舞」は、1分間で平均75.5発打ち上げられ、「1分間あたりの尺玉以上の花火打ち上げ数日本一」となりました。さらに、2014年（平成26年）には、世界最大の打ち上げ花火として正四尺玉が打ち上げられ、ギネス世界記録にも認定。この花火を一目見ようと全国から毎年約60万人もの人々が訪れます。

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