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さいたま市緑区の特徴

さいたま市緑区（さいたましみどりく）は、さいたま市の南東部にあり、台地と低地から構成され、中央部には見沼田んぼを中心に緑地が広がりを見せ、大字地域や東浦和地域では住宅地が大部分を占めています。江戸時代から続く植木・苗木・花木産業が盛んに行われ、良好な住宅地や都市型生活機能、緑豊かな自然環境が調和した首都圏でも貴重な地区です。そして氷川女体神社や見沼通船堀など、歴史ある名跡にも恵まれています。区の交通は、東部に東北自動車道と埼玉高速鉄道が、西部には産業道路と第二産業道路が南北に走行。また、東北自動車道浦和ICは東北の玄関口として機能しています。東西には区の中央部を国道463号線が、南部をJR武蔵野線がそれぞれ横断し、首都圏近郊の交通の中核を担っているのが特徴です。

さいたま市緑区の 農業・産業

さいたま市緑区（みどりく）は年間を通じて温暖で、区名が表すように江戸時代から続いている植木や苗木、花き産業が盛んです。ビニールハウス内の生産は一部で、ほとんどが露地栽培であるため、畑に何年も植えられている農産物により常緑の景色が見られます。

また、生産されている赤山渋（あかやましぶ）やくわいは、伝統の農産物。赤山渋は、渋柿の実を発酵させて渋と呼ばれる液剤にしたもので、防腐、防水、防湿などの効果があります。和紙や団扇（うちわ）、唐笠（とうがさ）の塗装の他、堀や外装壁材の板である下見坂・羽目板などの塗装、釣り糸の防水などに使われてきました。

くわいは、地中にできる塊茎（かいけい：デンプンなどの養分が溜まって芋のようになった部分）が食用部分となる野菜です。11月末〜12月中に収穫され、長い芽を付けることから、おめでたい縁起物を意味し、正月のおせち料理やお祝い用の高級食材として珍重されています。

さいたま市緑区の 商業・サービス業

緑区の大字（おおあざ）地域、東浦和地域では住宅地が大部分を占めており、埼玉高速鉄道や道路交通網の発達とともに市街地が整備され、良質な住宅地と農業緑地が調和。東北自動車道浦和ICが東北地域への玄関となっている他、都心へのアクセスも良く、ベッドタウンとしても栄えているエリアです。美園（みその）にある「イオンモール浦和美園」や、「ウニクス浦和美園」、中尾（なかお）の「クイズゲート浦和」、東高砂町（ひがしたかさごちょう）の「浦和PARCO」などの大型ショッピングセンターが多く立ち並ぶエリアとなっており、買い物客で賑わっています。

1998年（平成10年）5月に着工し、2001年（平成13年）10月に美園地区に開場したサッカー専用スタジアム「埼玉スタジアム2002」は、公園部分を含む敷地面積約30ヘクタール、観客席数63,700席と国内最大規模。浦和レッズのホームスタジアムとして親しまれ、2002年（平成14年）に行われた「FIFAワールドカップ」の開催会場にもなりました。

さいたま市緑区の対応エリア

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