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さいたま市南区の特徴

さいたま市南区（さいたましみなみく）は、さいたま市の南部に位置し、市内で最も人口が多い地区です。地形は、台地と低地との境にあるため谷が多くなっています。区全体は、別所沼や白幡沼、彩湖などの水辺空間、河川や水路が広がり、公園や緑道として整備。また区の東部を中心に屋敷林や社寺林、斜面林が点在し、自然環境に配慮した環境共生都市が形成されているのが特徴です。交通網は、国道17号線や大宮バイパス、産業道路塔の幹線道路が整備されています。南北にJR埼京線や京浜東北線、東西にJR武蔵野線が通り、東京都心部への交通アクセスの良さから、南の玄関口として機能。区内には千葉ロッテマリーンズの2軍の本拠地となるロッテ浦和球場があり、多くの選手達が日々練習に励んでいます。

さいたま市南区の 農業・水産業

市内10区の中でも非常に多くの人口を有する「南区」（みなみく）は、市の南端に位置しています。東京に最も近いエリアにあり鉄道の利便性が高いため、人口の中で特に若い世代が多いのも区の特徴です。区内は主に住宅地域と商業地域、工業団地を中心とする工業地域で構成され、農地はほとんどありません。また、人口流入による宅地開発で雑木林などの緑の空間が減少しており、公園の整備や道路の植栽など、主体的に緑を増やしていくことが課題とされています。

江戸時代の南区一帯は多くの沼地が所在する水郷地帯でした。その中でも浦和（うらわ）近郊には川魚も多く生息し、魚釣りなどを楽しむ行楽客で賑わっていたと伝えられています。沼で釣れたウナギを出したことが評判になり、ウナギの名産地として一躍名を馳せました。都市開発のため大正時代の半ばにウナギは姿を消してしまいましたが、ウナギの蒲焼きは伝統的な味として地域に受け継がれています。南区・浦和区を中心にウナギ店が点在し、広く親しまれている地元のグルメ食材です。

さいたま市南区の 観光・レジャー

さいたま市南区にはJR武蔵野線が通過し、東京都に近接していることからさいたま市の区のなかでも人口が多い地域です。商業機能が集積するJR「武蔵浦和駅」前にある「ロッテ浦和球場」は、千葉ロッテマリーンズの二軍チームのホームグラウンド。ファームで行われる公式戦は無料で観戦できます。菓子メーカー「ロッテ」浦和工場の敷地内に位置しており、その工場では「パイの実」や「コアラのマーチ」などが作られる様子を見学することが可能（工場見学は事前申込制）。また、工場に隣接している「沼影公園」は、市民プールを備えており、冬は市民プールがスケートリンクに変身。観光客だけでなく、地元の方にも人気のあるスポットです。土曜日・日曜日・祝日はナイター営業も行っているので、夜までスケートを楽しめます。

この他に、ノスタルジックな銭湯が多く立地しているのもさいたま市南区の特徴。60年以上にわたって営業を続ける「鹿島湯」は、屋根瓦と煙突の外観を持つ昔ながらの銭湯。のれんをくぐった瞬間、まるで昔にタイムスリップしたような感覚を味わえます。脱衣所や浴室も昭和の風情を色濃く残し、風呂場のタイル絵も見どころ。ジャグジー風呂や超音波マッサージ風呂、薬湯なども備え、薪でお湯を沸かしているのも銭湯ならではです。お風呂上りにはお約束のコーヒー牛乳も味わえます。

さいたま市南区の対応エリア

内谷｜円正寺｜大谷口｜大谷場｜鹿手袋｜白幡｜神明｜関｜太田窪｜辻｜堤外｜沼影｜根岸｜広ヶ谷戸｜文蔵｜別所｜曲本｜松本｜南浦和｜南本町｜四谷